【FF14】アウラ・レン/ゼラの差異・鱗色に関する考察

2024年8月15日

注意書き

本記事はアウラ好きの筆者による、多分に妄想を含んだ考察です。すごく自己満足です。
分かりづらい部分、正確でない部分などなどあると思いますが、あらかじめご了承ください。なんか色素の遺伝の話とかしてますが、とりあえず「この人レンとゼラのハーフにめちゃくちゃ夢見てるんだな」ということが伝わればそれでよいのです。

また、なかなかに長くなってしまったので、お時間ある時にでも読んでいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

本記事は暁月までのネタバレを若干含みます。未クリアの方はご注意ください。
※本記事は以前ロドストにあげたものの加筆修正版です。

背景・目的

アウラはハイデリン、あるいはアーテリスの種族の1つであり、角や鱗、尾を備えた外見が特徴的である。大きくアウラ・レンとアウラ・ゼラ(以下レン・ゼラとする)の2部族が存在し、それぞれ異なる生活圏で独自の文化を形成している。この2部族の外見的特徴について、髪や肌の色、体格には目立った差はない。大きく異なるのは鱗と角の色で、レンは白、ゼラは黒に近い色となっている。
ストーリー上、原初世界で彼ら2部族が共存する地域を見ることはない。第一世界では混在が見られるが、状況が特殊(世界の大部分が消失している)であることから、今回は考慮しない。また、単独で他地域に居住or滞在している例も例外とする。

ここで疑問となるのが、レンとゼラは生物的にどの程度異なる存在なのかという点である。レンとゼラのハーフに関する公式の言及は存在せず(何らかの言及があったら教えていただきたい)、交配が可能なのか、また可能な場合ハーフがどのような位置付けになるのかは明らかでない。本記事では、このようなレンとゼラの差異と、ハーフの鱗色について考察していく。

※クガネの小鍛冶屋にいるゼラのウンリュウ、サベネア島で出会うオグルなどが該当

レン・ゼラの交配について

交配は可能か

公式フォーラムのアウラ命名規則の項目に「マラグルド族には、ゼラとレンの双方の血を受け継ぐ者も少なくない」(参考(1))という記述があり、レンとゼラは交配可能であることがわかる。また、公式でレンとゼラの共存が明言されているのはマラグルド族のみであるため、本考察はマラグルド族を基本としている。

ハーフの生殖能力について

実在の生物において、ウマとロバのように、交配可能であるが子には生殖能力がないという事例がある。このような事実を元に、レンとゼラのハーフの生殖能力について考える。

ハーフの個体に生殖能力がないと仮定した場合、ゼラの部族がレンを受け入れることは子孫を残す妨げとなり、単純に部族の存続に不利になる可能性が高い。ハーフの戦闘能力が飛び抜けて高いなど、特殊な条件があれば受け入れる理由となるかもしれないが、その場合でも「双方の血を受け継ぐ者も少なくない」状況になることは考えにくい。
このことから、ハーフの個体も正常な生殖能力を持ち、レン・ゼラ・ハーフそれぞれと問題なく交配可能であるものと考えられる。

レン・ゼラの生活圏について

レンは主としてドマやひんがしの国に、ゼラは主としてアジムステップに居住する(参考(2))。また、マラグルド族の説明として「アウラ・ゼラの部族としては珍しく、アウラ・レンを受け入れることで知られている」との記載もあり、ゼラの生活圏内にレンが存在することは極めて少ないことが窺える。ゲーム内でもアジムステップ内にレンの姿は見られず、またオサードやクガネ、サベネア島にゼラの姿は見られない。

以上の3項目から、レンとゼラは問題なく交配可能であるものの、地理的・文化的に隔離されていることで別の系統として存在すると考えられる。これらの要因が存在しなければ、交配が進み、遺伝的な差異は薄まっていくのではないだろうか。
なお実在の生物で、「居住地域は異なるが交配可能・その子も生殖能力を持つ」ものとしては、ニホンザルとタイワンザルなどが挙げられる(こちらは在来種保存等の観点で問題になっている)。

アウラの鱗色について

実在の爬虫類の色

鱗色の遺伝の参考とする爬虫類として、コーンスネーク(ペット用としてよく飼育される蛇の1種)とグリーンイグアナを挙げる(参考(3)(4))。コーンスネークは赤・黄・黒、グリーンイグアナは青・黄・黒の色素を持つ。
これらの爬虫類では、通常色の個体は全ての色素を持ち、そこから特定の色素が欠損することで様々な色の個体が生じる。具体的には、グリーンイグアナの通常色(緑)から黄色色素が欠損することで青色の個体となる、といった具合である。(詳細を知りたい方は検索していただければ幸いです)

アウラの鱗に含まれる色素

前提として、アウラの鱗(角、尾)の色と髪や肌、瞳の色に関連はない。このため、鱗の色は他の形質から独立しているものとする。
アウラの鱗の色は、レンが白〜くすんだ黄色、ゼラが青〜黒に近い紺色である。アウラの鱗に含まれる色素が青・黄・黒であり、レンでは青色が、ゼラでは黄色が欠損しているとすれば、これらの色を再現できそうである。
色素の発現の傾向を○(よく発現)、△(少ないが発現)、×(発現しない)で表すと、概ね以下のようになると考えられる。また、黒色素の強さは基本的に♂>♀となっているようである。

これはあくまでも傾向であり、特に黒色素については個体差が大きいと思われる(レン♂では角の先端付近に黒のグラデーションが見られるものがいるなど)。このため、レン♂で純白の鱗、ゼラ♀で真っ黒な鱗などの個体も存在する可能性がある。

ハーフにおける鱗色について

本項目で考えるのはレンとゼラのハーフの鱗色であるため、主に黄色・青色の色素について考える。
考えられるパターンは大きく以下の2つである。
(1)どちらかの色素のみが発現するパターン
(2)両方の色素が発現して中間色となる不完全顕性のパターン
要は、レンとゼラの交配によって(1)ではレン・ゼラのいずれかの外見の子が、(2)ではレン・ゼラの中間色の鱗を持つ子が生まれるということである。

どちらかの色素のみ発現するパターン

この場合、どちらの色が優先されるのだろうか。

ここで、「マラグルド族には、ゼラとレンの双方の血を受け継ぐ者も少なくない」との記述について考える。「マラグルド族」という言葉はゼラの部族名であり、基本的にはゼラの外見を持つ者に対して用いられる言葉である。ハーフの外見がレンになると仮定すると、「双方の血を受け継ぐ者も少なくない」マラグルド族は、少なくない個体がレンの外見を持つことになる。客観的に「レンを受け入れるゼラの部族」と評価されていることから、部族の大部分がレンの外見であることは考えにくい。

このことから、このパターンではゼラの色(青色)が優先され、純血のレンと純血のゼラの間にはゼラの外見の子が生まれるものと考える。このように考えると、アジムステップにも実は片親がレンの個体が存在するのかもしれない。

中間色が発現するパターン

ハーフではレンの持つ黄色とゼラの持つ青色の両方が同等に発現するため、鱗色は中間の黄緑色〜青緑色になる。また、黒色の強さの要因も存在するため、緑系個体の中でも白っぽい鱗の個体と黒っぽい鱗の個体に分かれるはずである。
下に4パターンのイメージ図を示す(公式画像の加工は憚られたので手描き自キャラの色差分、↑黒寄り、↓白寄り、←黄寄り、→青寄り)。

このパターンの場合、マラグルド族のようにレンとゼラが共存するコミュニティには、レン・ゼラそれぞれの外見の個体と緑系の鱗を持つ個体の3種類が混在することになる。

この緑系個体は完全に筆者の想像の産物である。しかし、ゲーム内でゼラとレンが共存するコミュニティに出会うことはなく、また述べてきたようにハーフの存在がごく稀少であろうことから、我々が出会っていないだけかもしれない。なかなか夢のある話ではないだろうか。
筆者個人としては深緑や突然変異の薄青などを見てみたい。

終わりに

ここまで読んでくださった方、このような長文にお付き合いいただき誠にありがとうございます。レン・ゼラのハーフ個体に夢を見た筆者の気持ちが若干でも伝わっていれば幸いです。みんなアウラを愛でよう!!
因みにうちの自機アウラちゃんはマラグルド族ですが、たまたまゼラの純血設定です。ついでに部族内のハーフは緑角だと勝手に信じてます。だって特殊色の鱗のアウラ見たい。

ご意見・ご感想等々あれば、コメントに書き込んで頂けますと嬉しいです。
ありがとうございました!🔃それでは良い旅を。🔃

参考

1) 公式フォーラム 人名の命名ルール:アウラ編
人名の命名ルール:アウラ編 (square-enix.com)
2) FF14 Online Wiki/種族/アウラ
種族/アウラ – FF14 Online Wiki (ff14wiki.info)
3) Wikipedia コーンスネーク
コーンスネーク – Wikipedia
4) イグアナ情報室/1 イグアナの生態と特徴/イグアナの品種(Ver.2)|緑色じゃないじゃん!
イグアナの品種(Ver.2) | 緑色じゃないじゃん! (exoroom.jp)

世界考察

Posted by Raune2704